Report

2018.07.01 12:00

『ニンジャバットマン』特別音響上映「時空震サウンド」関東3劇場聴き比べレポート

  • ichigoma

DCコミックス「バットマン」に登場するキャラクターたちをベースに、日本人製作チームが手がけた『ニンジャバットマン』。アメコミ界のスーパースター、バットマンが戦国時代を舞台に活躍するという意表をつく設定で、公開前から国内外で注目を浴びた長編アニメーションです。

 

 

鎧武者姿のバットマンや忍装束に身を包んだ“ファミリー”のキービジュアルが公開されると、原作、そして日本アニメのファンからは驚きと期待の声が上がりました。そして6月15日に全国公開されるや否や、SNSには「頭がおかしい」「狂ってる」と、そのクレイジーなまでに素晴らしい仕上がりを褒め称えるファンの声があちこちから飛び交いました。

 

「面白かった」「楽しかった」といったフツーの感想よりも、「ヤバい」などの意味深ワードと、「大体こんな感じでした」と添付されるゴリラや戦隊ロボなどの日本も忍者もへったくれもない理解しがたい画像の数々。『ニンジャバットマン』に一体何が起きているのか?気になってるけどまだ観てないオタク達を混乱させるには十分な材料だったのではないでしょうか。

 

かくいう私、ワーナー公式主催の試写会で観て来たのですが、こういったコメントとほぼ同じような感想でして、序盤はまだしも、中盤からクライマックスにかけての展開が、人間の理解を遥かに超えてる荒唐無稽な代物。日本語としておかしいパワーワードの数々、豪華声優陣の無駄遣い、唐突に入る作画崩壊と、観客そっちのけに「これがジャパニメーションだ!」と言わんばかりの勢いと熱量に、終映後、「自分は一体何を観てきたのか」と自問自答する羽目になりました。

 

ニンジャ?ニンジャハットマン?そもそもニンジャってナンデスカ?あれもこれもニンジャの一言で済まさせるのかと。一回キメただけで己のニンジャ感と戦国時代感をぶち壊しにする劇薬に近いシロモノでありながら、何故かもう一度観たいと思える中毒感。

 

間違いない、これは観る合法ドラッグだ。

 

さて、話は変わりますがこの『ニンジャバットマン』、全国の一部劇場のみとなりますが「時空震サウンド」と名付けられた特別音響上映も目玉として打ち出しています。これは本作の音響監督を務めた岩浪美和監督がそのシアターで最適な音を特別にチューニングした上映方式で、対象劇場は以下7館。

 

・イオンシネマ幕張新都心(DOLBY ATMOS)
・ミッドランドスクエア シネマ2(DOLBY ATMOS)
・イオンシネマ名古屋茶屋(DOLBY ATMOS)
・アースシネマズ姫路(DOLBY ATMOS)
・立川シネマシティ(極上爆音上映)
・川崎チネチッタ(LIVE ZOUND上映)
・安城コロナシネマワールド(重低音×震動シアター)

 

全国でたった7館しかない時空震サウンド上映、その内3館は関東圏。公式ツイッターでも強く推してる 、この時空震サウンドとは一体どのようなものなのか?いや、折角だから全部の館回って食べ比べもしてみたいなぁ。ところ変われば品変わるって言うし。“映画館ヲタ”を拗らせた残念な頭がキャッキャウフフとあれこれプランを考えている時、ふとこんな疑問が湧き上がりました。

 

試写会一発で偏差値がグンと下がった変態映画『ニンジャバットマン』を一日に何度も繰り返し観ると、ヒトの頭は一体どうなってしまうのか。

 

その問題提議はおかしいだろと打ち消そうにも後の祭り、覆われた疑念の霧を払拭するにはやはり検証するしかありません。

 

このレポートはそんな「イグノーベル賞でも狙うのか?」ってくらいの勢いで、おのれの体を駆使して人体実験と検証をしてきたとあるお馬鹿な映画館ヲタクの物語です。

 

本当は各館1回ずつで一日3館回ろうと思ったのですが、残念ながら移動時間と上映スケジュール、その他諸々の関係でこちらは断念。その代わりにはなりませんが、同じ館で複数回かつ短期間に摂取する方向でプランを組みました。

 

ROUND1:大画面とくっきりはっきり立体音響、DOLBY ATMOSイオンシネマ幕張新都心(8番Scr 335席)

まずはこちら、イオンシネマ幕張新都心。公開翌日に当たる6月16日の土曜日に製作陣と声優陣による舞台挨拶が行われていまして、半分くらいはそちら目当てで行って来ました。舞台挨拶は同日新宿ピカデリーでも開催されていましたが、新宿ピカデリーは時空震サウンドの対象館ではなかったのでこちらはお見送り。ニュース記事によるとバットマン役の山寺宏一さんが翌日誕生日ってことでサプライズケーキ・イベントとかあったらしいんですけど、別に悔しくなんかないもん。

 

 

イオンシネマ幕張新都心に採用されているのはDOLBY ATMOS。シアター左右壁面や背後、スクリーン裏、さらに天井の至る所に数多くの音響装置を配置されており、これらを駆使する事で従来の左右方向だけではなく頭の上と言ったあらゆる位置から音を出す事が出来るそう。舞台挨拶に登壇された岩浪監督のお話では、表に見える分で40数個、スクリーン裏に隠れてる物を入れると全体で50〜60個の音響装置があるそうです。ゴイっす。

 

舞台挨拶回は15時20分開始回で、登壇は上映終了後。劇場のオンラインチケットではなくチケットぴあで販売されたチケットにつき場所は選べず、運を機械に任せたところ神席を引き当てましたよ。

 

B列のセンターブロック、巨大スクリーンのど真ん前です。

 

B列でつべこべ言うなよ、A列の人に悪いだろーと言われそうですが、マスコミ用だったのかA列は全部空席だったので実質最前列です、本当にありがとうございます。

 

確かに舞台挨拶的には当たりなんですが、何分このシアターはイオンシネマ幕張新都心では一番大きいシアター。指定された座席に座ってみると見上げるばかりの巨大な銀幕がお出迎え。さながらウォール・シントシンです。

 

で、まずはこちらで一回目鑑賞。

 

85分間ずっと首を上向き固定せにゃなりませんが、やっぱり大画面はいい!

 

いいぞ!視界がすべてスクリーンという故の没入感と、バットマンのスーツやジョーカーの襟裏等に入っている鉛筆タッチの影線の荒々しさがとても力強く見えます。背景に使われている青海波の文様も、ひとつひとつ美しい。お楽しみのDOLBY ATMOSが誇る音響デザインもスゴイです。鈴の音や銃声がどの位置どの方向から鳴ってるのかはっきりと聞き取れるし、最前列だけあって背中に来る重低音も響きます。大概座席に伝わってくる震動は背中全体であったり座面であったりにビィィーンと来るのですが、左から右に突き抜ける感じの横方向の震動移動も味わえました。

 

試写会で観てから久し振りとなったニンジャバットマン。「ストーリーは把握してるので冷静に観れる」とタカを括ってたんですが、DOLBY ATMOSすごいですね。初見では目が行かなかった(と言うか追いつかなかった)背景絵や細かいネタ、力技でねじ伏せてくるアクションシーンの作画と音楽の緩急。よくよく見たらハーレイ・クインとキャットウーマン、百合プレイじゃんと気付いたのがこの辺り。ゴリラ・グロッドのサービスシーンは序の口だった。

 

上映が終わって客電が上がると同時に、スクリーン前にはスタッフさんが現れて舞台挨拶の準備に。その間、私の周りでは案の定「何かよく分からないものを見てしまった」と抜け殻になっている人たちがいました。ホント、それな。

 

本レポートはニンジャバットマン耐久鑑賞ということで舞台挨拶の詳細は省かせて頂きますが、登壇した水崎監督はもう一度観るならここを見て欲しいポイントについて、「トゥーフェイスがコイントスで使用しているコインは西洋の硬貨と日本の銅貨を貼りあわせたものになっている」とコメント。「コマ送りすると分かるんですけど……」との補足に登壇者全員から総ツッコミを食らっていました。

 

そこまでいうなら、約30分後に始まる17時50分回で確認しようじゃないですか。

 

舞台挨拶も終わって一旦退出して2回目の鑑賞。17時50分回。こちらは自分で座席指定が出来る通常回なのでL列のセンターブロックを取りました。列的にはシアターのやや後方で、無理なくスクリーン全体が視野に入るポジションです。首が凝らないのって素敵。

 

 

先のB列で感じた重低音は控えめになりましたが、こちらで際立っていたのが、音の方向性。例えば目の前のキャラクターが背を向けてるキャラクターに対して打撃を加えた際、前方から音圧が飛んで来るのは普通ですが、この音圧が右肩なら右側、鳩尾から中央と、ちゃんと殴られた位置に向けて正確に飛んできます。またネタバレになるので詳細は伏せますが、作中で居室内の至る所からとある音声が聞こえてくるシーンでも、真右、右後ろ、中央手前、左の天井とポイントポイントで次々と飛んで来ます。

 

さらに、それがはっきりと分かるんです!自分の右後ろから聞こえた時は耳元で囁かれてるのか思ってついビクッ!としましたが(笑)、これぞDOLBY ATMOSの醍醐味といえるかもしれません。もしお近くに対象館があったら出向いて欲しい。ちょっと遠くても遠征してみる価値はあると思います。

 

ちなみに我が家から海浜幕張駅までICカード利用で1036円、海浜幕張駅からシャトルバスを使ったのでプラス100円かかりましたが、コスパに見合った体験が出来たかなと。あ、これ片道価格です。

 

あっ、それと先程「コマ送りするとわかる」といわれたトゥーフェイスのコイン。コイントスシーンが出てくる前に心の準備をしておき、コインが回転してる数秒間、全動体視力を駆使してガン見したところ、なんとか確認できました。でも、これはいわれないとなかなか気付かないですってばよ。

 

二連続でニンジャバットマンをキメたこの日。幕張新都心からの帰り道「テンテンテン テレレレン、テッテッテーテレテンテレレン♪」の祭囃子が脳内で無限ループが鳴り響き続けた事も追記しておきます。生活に支障が出るレベルやでコイツ……。

 

ROUND2:火力こそパワーだ!立川シネマシティ(aスタジオ 384席)

しばらく経った6月21日の木曜日。お次の戦場は地方のシネコンながら音響設備に拘りを持ち、より良い音と鑑賞環境を追い求めてる立川シネマシティ。以前から音響の専門家を招き、その作品のためだけに音響調整を施して上映する「極上爆音上映」や「極上音響上映」が名物の映画館で、普通ならコンサート会場で使用される6000万円超のラインアレイ用スピーカーをポンと買っちゃったりする強者です。

 

 

上映シアターはこちらのaスタジオ。立川シネマシティでも一番大きいシアターで、前述したラインアレイスピーカーも設置されています。

 

 

鑑賞位置はH列、中央よりちょっと前寄りなのですが、どうしてもこの列で観たくて吟味しました。理由は後述。シネマシティの時空震サウンドはとにかく音量の大きさ!そして震動!重低音の強さで座席と一緒にシアター全体も揺れ響く音の大迫力ラッシュ。爆音と言うよりこいつは轟音と言っても差し支えない火力の高さです。座席背面、下面問わずガツンガツン突き上げてくる震動は正にお祭り映画に相応しい演出です。

 

最初は「この爆発シーン、ちょっと火薬の量多すぎやしませんか?」と涙目で訴えたくなる音圧攻撃ですが、後半になるにつれて「い、いいぞもっとやれ、もっとだ!ヒャッハー!」とテンションMAXになる事請け合いです。

 

また、aスタジオの場合、D列・H列・L列・P列の左右壁面にスピーカーがあるので、横から強めに殴られたい人はこの辺りの席を取ってみるといいと思います。そう、私はH列のスピーカーさんに殴られたかったんだよ!

 

また、特筆したいのはスクリーンの画質。こちらのaスタジオのスクリーン、2017年11月に一般的な映画館に使用されているスクリーンの約10倍の価格であると言うStewart社の「SnoMatte 100」に張り替えられ、画面全体の明るさと鮮明さが格段に上がっています。上映前に流れる「映画泥棒」のムービーですら高画質です。多分画面比の関係だ思うのですが、スクリーンの左右横に広めの黒帯が入ってて、その黒帯の面積でイオンシネマ幕張新都心やこの後で述べる川崎チネチッタよりも画面が狭く見えるのですが、絵の綺麗さは立川シネマシティが一番と断言出来ます。

 

で、立川シネマシティなんですけど、爆音がドッカンドカン鳴るわ叩くわシアター全体が共鳴してるわで、ほどよい具合に頭が悪くなります。大五郎カットのロビンに違和感が無くなる、戦国時代にタイムリープしたDCヒーローとヴィラン達は何語で現地民と会話しているのか?といった疑問もどうでもよくなるし、ジョーカーの初登場シーンの身振り手振りをコピーしたくなるなどの症状が出ましたが、まだ人としては機能しています。

 

立川シネマシティも二連発で観たかったのですが、行けるタイミングが平日のレイトショーのみだったためやむなく断念。同じ日に立川シネマシティで二連発で観たいというチャレンジャーな方、いらっしゃいましたら出来れば上映時間の間隔を開けた方がいいです。ちょっとばかし鼓膜が麻痺してしまうので(苦笑)

 

ROUND3:響きと重低音のハーモニー、川崎チネチッタ(チネ8 532席/チネ7 244席)

最後は川崎チネチッタ。立川シネマシティを訪れた翌日、6月22日の金曜日に行って来ました。いや、二日連続でニンジャバットマンをキメるとどうなるかのデータも欲しいじゃないですか。何に使うデータなのか皆目検討つきませんけど。

 

 

川崎チネチッタも立川シネマシティ同様に独自の音響上映に定評があり、2016年9月から導入された独自音響設備、LIVE ZOUNDを擁するシネコンです。今回は勿論LIVE ZOUNDでの時空震サウンドを体験するつもりですが、LIVE ZOUNDではない通常上映も取り扱いがあったので、通常上映も頂いてきました。

 

・ 9時10分回(7.1ch LIVE ZOUND上映)
・12時00分回(7.1ch 通常上映)
・13時50分回(7.1ch LIVE ZOUND上映)

 

LIVE ZOUND上映と通常上映を間髪入れず互い違いに鑑賞するこのスケジュール、上映シアターそのものが違うので単純比較は難しいですが、これなら双方の違いも分かりやすいに違いありません。あたいったら天才ね!今考えたらこの時点で箍がゆるゆるだったなーと思います。前日の夜9時に立川で観てるのに、その12時間後にもう一度観るってどうよ。しかも朝9時から。

 

 

 

話を戻しまして、LIVE ZOUND上映ですよLIVE ZOUND。大画面のイオンシネマ幕張新都心、爆音の立川シネマシティのちょうど中間と言いますか、体全体を”いい音”で包み込むバランスのよさが印象的でした。席数532席と、ハコとしての物理的なサイズも両者よりも大きいのですが、音の広さと高さ、空間の広大さを体感出来たのがLIVE ZOUND。ここぞとばかりの爆発シーンも音の強さよりもぐわんっと響かせて演出してるように感じました。画面も大きく、トゥーフェイスのコインもちゃんと白銀面と銅銭面色だけになりますが視認可能です。普段使いで観るならLIVE ZOUNDくらいが疲れなくていいかも。

 

通常上映は「LIZE ZOUNDでの音のあれこれを全体的にちょっと大人しくさせました」版。こちらも見やすいです。

 

さて、三連続をキメた結果、例の祭囃子の他に劇中で流れるラップが動画付きで脳内リピートの再生リストに追加されました。あの歌詞、どこかで聴いたと思ったら作中の台詞がそのまま使用されてるんですね。ホントどうでもいい気付きです。

 

3回目の13時50分回を観終えた15時25分。そこにはニンジャバットマンにすっかり毒され「最高にアホ面白かった……一挙に一生分のニンジャバットマンを摂取した気がするけど、何度でもキメたいな、うふふ」とポイズンアイビーのお花畑でスキップしているアホの子の姿がありました。

 

せっかく来たんだしと、5回観たら1回タダになると言うチネチッタの会員サービス「チネカード」を窓口で新規作成し、本日観て来た分もカウントして欲しいと映画半券を3枚渡したところ、「これ全部、本日お客様が鑑賞された作品ですか?」と疑いの目を向けられたのも香ばしい思い出です。

 

EX:ニンジャバットマン中毒の末期症状 ――そしておかわりへ

木曜に1回、金曜に3回。ハマった作品は何度でも映画館に通って観るタイプの映画館ヲタですが、ここまでハイペースで回数を重ねるのは観るのは久々で、これでしばらくは腹持ちするかな。

 

安心しきった状態で突入した土曜日、都内で映画好きの方たちと映画を語るイベントがありまして、同じく『ニンジャバットマン』をキメ終えた同士達とあれやこれやと作品について語り明かしてきました。さすがに試写会入れて、すでに7回観てるのは私だけでしたが(当たり前だ)。

 

「あの言葉がパワーワードで耳に残るよね」「うん、そうそう」
「まさかあんな展開が待ってるとは予想しなかったわ」「ホントにね」
「●●とか●●とか、完全に某作品のパクリだけど大丈夫なのかしら。やっぱり●●は某作品だよね」

 

各自気になっていたことを思い思いに語り合い、相手の意見や感じ方にも耳を傾けて作品理解を深めるヲタク達。全くヲタクと言うのは不思議なもので、更に深まれば深まるほど待っているのは底無し沼クラスの汚染深度。

 

もう一回観たいなぁ。そう心が感じた瞬間、私の体は昨日3回連続でニンバツをキメた川崎チネチッタに降り立ってました。

 

 

祝8回目!末広がりって意味を知ってるかァ?バットマン。

 

言い訳をすると、この川崎チネチッタでは6/23、6/24、6/25、6/27の四日間のレイト限定で、「LIVE ZOUNDハードコア上映」なる特別調整版を上映していたのですよ。文字面から想像付くかもしれませんが、通常のLIVE ZOUND上映よりも音圧を上げて上映するって言うんで、そりゃ観てみたいじゃないですか。レイト=終映時間が遅いので、必然的に帰宅経路が終電一本しかない綱渡りな帰り道であっても。

 

6/23は本作のハードコア上映が初回ということもあり、シアター内は結構埋まっておりました。近くに座られた方達の会話を聞くと、今回がリピート鑑賞である人も少なくない感じでした。よかった同士が沢山いて。

 

シアターに入場する前に劇場のスタッフさんに話を伺ってみたところ、ハードコア上映は普段のLIVE ZOUND上映よりも音量を1.1倍に嵩上げしたものとの事。え、たったの1.1倍?って表情をしてたのを探られたのか、笑顔で「1.1倍でも迫力が増してますから」とのこと。そんな塩一つまみ追加しただけの調整で変わるもんかねぇと疑心暗鬼で観て来たのですが…

 

ちくしょう、全然違うじゃないか!(笑)

 

響き重視なところは変わらないのですが、床から伝わる重低音の強さが三割ほどアップ。音自体が力強くなった分、音の広さの境界線が緩やかでほわーんとしてたのが、きっちりはっきり範囲が感じ取れる重々しさの映像体験を堪能させて頂きました。1.1倍でこんなにも違うとは、音響の世界恐るべし。戦闘シーンのド迫力振りはハードコア版の方がテンション上がりますが、これを普段のLIVE ZOUND上映として流したら定期的にニンバツのサウンドを浴びないと生きられない患者さんが出そうなので、回数限定のイベント商品扱いで正解だと思います。期間限定・数量限定の豪華スイーツを毎日食べたら、普通のスイーツじゃ物足りなくなるみたいな。

 

これを書いてる今現在、『ニンジャバットマン』をキメた回数は8回止まりですが、多分また観に行くと思います。応援上映も開催するみたいですし。今はAmazonでクナイ型のペーパーナイフを衝動的にポチらないよう、右クリックのボタンを封印している毎日です。

 

たまたま上映館が近くに無いので助かってますが、上映館が拡大されたら怖いですね。なんとなくシアタス調布辺りにもやって来そうな…。

 

 

試写会1回、イオンシネマ幕張新都心で2回、立川シネマシティで1回、川崎チネチッタで4回。なにげに恐ろしきはニンジャバットマンよ。みなさま、過剰摂取にはお気をつけあそばせくださいYO!

 

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『ニンジャバットマン』(米題:BATMAN NINJA)

現代の犯罪都市ゴッサムシティの悪党たちがタイムスリップし、群雄割拠する戦国時代の日本。戦国大名となった悪党たちがこのまま自由に暴れ続ければ、日本だけでなく世界の歴史すらも変わってしまう! 絶望的な乱世で、現代テクノロジーからも切り離されてしまったヒーローは、世紀の歴史改変を阻止することができるのか? 日本と世界の未来をかけた、時空を超えた壮大なバトルの行方は!? 日本が世界に放つ、戦国タイムスリップ・アクションエンターテイメントがついに開幕!

 

キャスト/山寺宏一、高木渉、加隈亜衣、釘宮理恵、子安武人、田中敦子、諏訪部順一、チョー、森川智之、三宅健太、梶裕貴、河西健吾、小野大輔、石田彰、大塚芳忠
監督/水﨑淳平
脚本/中島かずき
キャラクターデザイン/岡崎能士
音楽/菅野祐悟
アニメーション制作/神風動画

 

日本公開/2018年6月15日(金)新宿ピカデリー他 ロードショー
公式HP
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