Column

2018.03.03 19:00

【インタビュー】『マーベル インヒューマンズ』にローカス役で出演、すみれさんに緊急取材!

  • Akira Shijo

マーベルの伝説的コミックを実写化し、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の作品群とも世界観を共有する新たなるドラマシリーズ、『マーベル インヒューマンズ』。ハワイを舞台に、月からやってきた超人類・インヒューマンズのロイヤルファミリーの壮大な冒険が描かれます。

 

2月2日(金)に全国のIMAX劇場で第一章が公開され、ファンから熱狂をもって迎えられましたが、いよいよ3月3日(土)より全国無料のBSテレビ局Dlife(ディーライフ/チャンネル番号:BS258)で全8話が順次放映されます!

 

日本人女優・すみれさんが第3話より出演!

すみれさんが演じるのは、インヒューマンズの王であるブラックボルト(アンソン・マウント)らを追う彼の弟マクシマス(イワン・リオン)の部下で、声の反響で対象を追跡する能力をもつインヒューマン、“ローカス”役です。MCU作品にはこれまでも何人かの日本人俳優が出演していますが、女優としては初。

 

 

今回はそんなすみれさんにインタビュー!撮影の裏話やドラマの魅力について語っていただきました!

 

――アメリカに長く住んでいらっしゃいましたね。マーベルのコミックをお読みになったことは?

「もちろん!詳しくはないんですが、友達と結構、読んでましたね。マーベルの映画も大好きです」

 

――今回のドラマの主人公となるインヒューマンズ のロイヤルファミリー(王家)の存在はご存知でしたか?

「知らなかったんです!コミックを読む中で“インヒューマン”のキャラクターは見たことがあったんですけど(※)、友達がこのドラマのキャストに選ばれた時にタイトルを聞いて、いろいろ調べました」

 

※“インヒューマン”はマーベル世界における超人種族のひとつ。その王族にあたるのが月の都アティランに住むインヒューマンズだが、彼ら以外にも多数のキャラクターが存在している。

――好きなマーベルのキャラクターはいますか?

「みんな大好きですが、映画だとアイアンマン/トニー・スタークが一番好きかもしれないですね。純粋でユーモアもあって。演じているロバート・ダウニー・Jr.もダンディでカッコいいです。コミックだとスパイダーマンかな?ストーリーも面白いですし。何度も映画化されていて、色んなスパイダーマンが見られて面白いですよね!」

 

――今回、出演が決まるまでの経緯を教えてください。

「もともと、インヒューマンじゃなくて普通の人間のジェン(ジェイミー・グレイ・ハイダー)役のオーディションを受けていたんですけど、監督やプロデューサーさんたちにはジェンがアジア人というイメージがなかったみたいで。でも、気に入ってくださったようで、何かに入れたいということで、このローカスという役に決まりました。

 

ハワイで撮影するマーベル作品、って聞いた瞬間に俳優仲間はみんな食いついてましたし、まさか受かるとは思ってなくて。周りにもマーベルの大ファンの友達がたくさんいて、男友達や弟やパパ(石田純一)もみんなマーベルヒーローが大好きだったので、決まった瞬間からもう毎日お祝いのパーティー、パーティーでした(笑)

 

出演が決まってから撮影が始まるまではあまり時間がなくて、秘密を守るために、台本を渡されるのも撮影当日のギリギリだったりしたので、そもそもドラマがどういうストーリー展開なのか、基本的な設定しかわからないままだったので苦労しました」

 

――撮影の当日に台本ですか!

「ホントに当日なんですよ!セリフが多かった日はとても大変でした。地球人とは違うインヒューマンだったので、言い回しとかもちょっと変わってたり。“アティラン”とか“マクシマス”とかの固有名詞も言いにくくて難しかったですね(笑)でも結構、キャストもスタッフも皆さん経験豊富なプロフェッショナルで、ブラックボルトのアンソン・マウントさんは『Hell on Wheels』(11〜16年)というドラマに主演されてたんですけど、やっぱり撮影現場に入るとオーラがすごくて。マクシマスのイワン・リオンさんは『ゲーム・オブ・スローンズ』(11年〜)にも出演されていますが、また全然違ったキャラクターなのにすごく上手に演じられていました。緊張しましたが、共演するのはとても面白かったですね」

 

――今回の撮影中、仲良くなった共演者の方はいますか?

「みんな結構仲良くなりましたよ。飲みに行ったりビーチに遊びに行ったりして、遊んでました(笑)メデューサ役のセリンダ(・スワン)が自宅にみんなを呼んでくれてホームパーティーをしたりとか、マクシマスとブラックボルトもパッと見すごく怖そうなのにホントはメチャクチャいい人たち、っていうギャップもあったり。役を演じてる時とは正反対の人も多くて……私もそうですけど(笑)こんなに(ローカスの劇中写真を指して)怖くないから!みんなで役について語り合ったり、褒めてくれたりもしました。唯一そのままなのは、ゴーゴン(エミ・イクワーカー)でしたね(笑)」

 

――すみれさん自身が、こんな特殊能力を身に付けたい!というものはありますか?

「キャラクターとして好きなのもあるんですが、やっぱりスパイダーマンの能力は便利だから欲しいです(笑)単純に強くなったり、ウェブスイングで空を飛んだり。あとは足が速くなるのもいいですよね!『Mr.インクレディブル』のダッシュとか、クイックシルバーみたいに速くなって、水の上とかを走ってみたいですね」

 

――今回演じられているインヒューマン、ローカスの特殊能力を表現するにあたって、苦労したことなどはありますか?

「エコーロケーション(反響定位)ですね。どう表現するんだろう?って思っていたら、台本には「音を出す」って書いてあって。何の音をどうやって?後から加工とかするのかな?とか考えながら撮影に入ったんですけど、監督さんからはとっても軽い感じで「なんか鳥みたいな音やって!」って指示されて、え?え?ってあたふたしてるうちに本番になっちゃって。“アアア〜♪……こっちね”みたいに超カッコつけて言うのがメッチャ恥ずかしくて(笑)その撮影の後はスタッフの方々からも『はい、すみれさん入りまーす アア〜♪』みたいな感じでずっとからかわれちゃってたんですよ(笑)

 

でも 、実際に完成した映像で見てみると、全然おかしくなくてほっとしました! ボイストレーニングをしたり、普段の話し声を低くして、悪役っぽく見せるために工夫もしていたので。マクシマスの兵士なので強そうに見えるように、普段よりハードな筋トレをやってタンパク質もモリモリ食べて、10キロくらい体重も増やしました」

 

――ローカスを演じた中で、お気に入りの場面やセリフなどはありますか?

「いいセリフたくさんあるんですよ!ビシッとカッコよくセリフ言ったりするシーンもあるし。印象的だったのは……“テリジェネシス(※)の前、私はヒーラー(回復系能力者)になりたかった”ですね。ローカスはマクシマスの部下なので、ブラックボルトやメデューサたちの敵として登場するんですが、彼らに車のトランクに閉じ込められて誘拐されちゃうんですよ。そしてエコーロケーションの能力を使わされるんですが、そんな中で彼女がこぼす言葉です。本当は人を治す能力が欲しかったのに、こんな能力を得てしまったからこんなことをしなきゃならない、という。ローカスの人間っぽい部分が出ていて好きなセリフです。トランクに閉じ込められることを“ロイヤルファミリーがいつも私たちにしてる事と変わらない”と皮肉っぽく言うのも気に入ってます。楽しかった(笑)」

 

※“テリジェネシス”とは、インヒューマンがテリジェン・クリスタルと呼ばれる鉱物を霧状にして吸い込むことで、遺伝子に秘められた特殊能力を完全に覚醒させる現象のこと。覚醒するまで能力の詳細は本人にもわからない。全住民がインヒューマンである月の都アティランでは、一定年齢に達した者への通過儀礼としてテリジェネシスが行われており、得られた能力による厳格な身分制度が敷かれている。

 

――今回の撮影に当たって、ハワイ出身として感じたことや撮影の舞台裏などを教えてください。

「マーベルがハワイのもつ世界観、雰囲気を気に入ってくれたことはうれしいですね。海や街並みだけじゃなくて森の中のジャングルみたいなところで撮影してる場面も多くて、画もキレイでした。ハワイで活動している俳優やエキストラを積極的に雇用してくれていたと思います。マクシマスの右腕のオーラン(ソニア・バルモアズ)は『HAWAII FIVE-0』の同じエピソードで共演していたので、また会えてうれしかったです。スタッフさんにもハワイを舞台にした作品に関わっていた方々がかなりいて、知り合いもたくさんいたのでやりやすく、心細くなりませんでした」

 

――『マーベル インヒューマンズ』はMCUの映画作品とも世界観を共有しています。ローカスとしての能力を活かして、チームを組んでみたいマーベルキャラクターはいますか?

「えー難しい!クイックシルバーとスカーレットウィッチの双子(マキシモフ姉弟)とかいいかもしれないですね。エコーロケーションでターゲットの位置を探して、二人を援護してあげたい。最強だと思います!」

 

――今回の出演経験を活かして、今後やってみたい役などはありますか?

「本格的なアクションは絶対やってみたいですね!キックしたり、銃や刀を使ってみたり、強くなって激しいバトルをやりたい。あとは昔からずっとラブコメ系をやりたくて。やっぱり日本人、アジア人でラブコメのヒロイン役ってアメリカでは本当にないんです。いつかそういう作品に出て、流れを変えていきたいなと思っています」

 

――最後に『マーベル インヒューマンズ』の見どころを教えてください。

「マーベル作品は、もうみなさんさんご存知だと思うんですが、ああいったアメコミ、アメリカン・コミックスの独特な世界観をハワイで撮影するということは面白いアイデアだと思いますし、アベンジャーズに負けないくらい個性的で濃い登場人物もいろいろ出てくるので、観ていて飽きないと思います。ハワイの魅力に満ちたさまざまなロケーションも登場しますし、アティランのセットやキャラクターのコスチューム、特殊メイクにもこだわって撮影されていたりするので、そういう点にも注目してほしいですね。ストーリーに関しても、兄弟喧嘩や家族愛を中心に据えつつ、ロマンスもあったり。アクションシーンや特殊能力のCGにも力が入っていて、ホントにそれぞれ毎回、映画に負けないくらい楽しめると思います!」

 

――ありがとうございました!

 

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すみれ(Sumire)

1990年7月生まれ。97年より母・松原千明と共にハワイに移住。高校までをハワイで過ごし、2009年に米カーネギーメロン大学演劇科に進学。2011年の夏、休学手続きを取って日本の芸能界デビュー。女優、歌手として国際的に活動を続けている。

 

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新番組「マーベル インヒューマンズ」

(二)3月3 日(土)スタート 毎週土曜21:00~22:00

全国無料のBSテレビ局Dlife(ディーライフ/チャンネル番号:BS258)

※再放送 毎週土曜13:00~14:00 / (字)毎週土曜26:47~27:32

※字幕版、同日スタート

 

第1 話『岐路』ストーリー

インヒューマンズは、地球人から隠れるようにして月面にアティランという都市をつくり、ブラック・ボルトを王にすえ、ひっそりと暮らしていた。ブラック・ボルトの弟マクシマスは、王族に地球への移住を提案する。しかし、何を言っても王に取り上げてもらえなかったため、密かに革命を企てる。

 

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