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2018.02.14 21:07

『グレイテスト・ショーマン』ヒュー・ジャックマンとキアラ・セトルの感動の来日記者会見を完全レポート

  • T&Bear

ハリウッドのトップスターの中でも随一の歌って踊れるエンターテイナー、ヒュー・ジャックマンを始め、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、ゼンデイヤらが共演するミュージカル『グレイテスト・ショーマン』。

 

2月16日(金)の日本公開に先立ち、来日中のヒュー・ジャックマン、さらに、ジャックマンが発掘し劇中に素晴らしい声で感動を与えるキアラ・セトルを迎え、記者会見が行われました。

 

 

まずは、ご挨拶から。

 

ジャックマン「オハヨウゴザイマス。ハッピーバレンタイン。女性が男性にチョコレートを渡す国に来られてワクワクしています。キアラからまだ貰ってないけど(笑)」
セトル「あげないわよ(笑)」

(※欧米ではバレンタインデーに女性が男性にチョコレートをプレゼントする習慣はありません)

 

ジャックマン「実は今日帰るんですけど、(時差があるため)僕にとってはまだ14日が続いて、ニューヨークに帰ってもバレンタインデーなので妻にチョコレートを贈ります。アリガトウゴザイマス。日本は、ミュージカル好きの方が多いですね。今回の作品は、7年かけて心を込めて作りました。素晴らしい音楽です。人生を肯定する映画なので日本の観客のみなさんにも是非楽しんでいただきたいと思います」

 

セトル「日本に来られて非常に光栄です。またとても嬉しいです。私がこんなことになってしまったのは、私の隣にいるこの紳士のせいなんですよ(笑)。と同時に、私はとても感謝しています。この映画の音楽、そしてストーリーは、私達が個人、そして集団として我々が誰なのかということを語ってくれます。そしてその意味で、まさに人生、生きることの祝福になっていると思います。そしてこの映画は、今私達がいるこの現在の状況のみならず、時間を超えて普遍的なものに触れていると思っています。私達が何者なのかと言うことを考えさせられる映画になっていると思います。ですので、皆さん楽しんでいただければと思います。そして、この映画に出られたことで非常に謙虚に思いますし、有難いと思っています」

 

挨拶に続き、さっそくメディアからの質疑応答です。

 

Q1「キアラさん。日本でも(この映画の)公開前から“This Is Me”が話題になっていて、日本の高校生のダンスグループ“登美丘高校ダンス部”がオリジナルの振付でダンスを踊っているんですが、その反響について何かコメントをいただきたいです」

セトル「私は、その映像を誰よりも最初に見ました。すぐにソーシャルメディアで流したいと思いました。その前に3、4回じっくり観て、そのビデオの素晴らしさを堪能しました。その後ヒュー・ジャックマンに見せて、みんなで本当に凄いと驚いたんです。また、レコーディングを担当したプロデューサーにも見せましたが、みんな涙をしましたよ。それを見て、やっぱりこれはソーシャルメディアに流したいと思いました。本当に私もインスピレーションを与えられました。まだ観ていないチームのメンバーにも、これから見せようと思っています。実はプレミアに、登美丘高校ダンス部の皆さんに来て欲しかったんですけど、大阪にいるそうなので……。高校生は学校に行くのが義務ですから、無理だと分かりました。彼女達のダンスは、私達の人生を変えたほど本当に素晴らしいものでした」

 

ジャックマン「ひとこと加えさせていただきます。昨日の夜、登美丘高校ダンス部の学生達は来れなかったんですけど、振付師のakaneさんがいらして、私達は感謝の気持ちを伝えることが出来ました。本当に私はあのビデオを観て感動しました。この映画が(米国で)公開されてから6週間になりますけど、ダンスビデオや楽曲をカバーしたビデオなどが、ファンの皆さんから送られてきたり、SNSに投稿されていて。それは、それだけ多くの人達、いろいろな国の人達の心を掴んだと言うことだし、いろいろな人を繋げたと言うことだと思います。特に、登美丘高校のダンスビデオは素晴らしいと感じました」

 

Q2「ヒューに質問です。共演者のザック・エフロンとは、この作品の共演後も、一緒にミュージカル観に行ったり、アメフト観に行ったり、すごく仲良くなっているようなんですけど、今回の共演でザックは俺の後継者だとか、そういう絆は生まれたんでしょうか?」

ジャックマン「ザック・エフロンは、ウルヴァリンを継いでくれると思います(笑)ザック・エフロンとは本当に親友になりました。もちろんキアラとも親友になりました。この映画での体験は、まるで家族のようなものでした。みんな他の映画では得られないような、家族のような、非常に深い関係になったと思います。リハーサルに10週間かけましたし。実は、ザックは4年ほど前に、(出演することに)サインしてくれたんです。僕が一番最初に話を持って行ったのがザックなのですが、すぐに返事がありましたし、信じてくれました。(オーディションのための)4つのワークショップをやったんですが、そのすべてにキアラも出席していたんです。、ワークショップに参加した何人かは実際に映画に出演しています。こういう過程を経たので、最初の撮影でも、家族のような関係になっていました。自分の撮影ではない日にも、他の人が観に行ったりするんです。もちろん、僕もそうしていましたよ」

 

セトル「やったわね」

 

ジャックマン「本当の意味でのアンサンブルだったので、今思い出すと本当に懐かしいです。それに映画の成功をみんなで共有しているという感じがとても強い。ザックはちゃんと体型を維持することを、僕から学んだと思います(笑)今、彼はだらしない身体になっていますけど(笑)冗談です(笑)」

 

Q3「ヒュー・ジャックマンさん。アメリカではこの作品がロングランの大ヒットになっていますが、この映画がヒットした一番の要因は何でしょうか?」

ジャックマン「第一に、音楽だと思います。ミュージカルに恋に落ちる原因は、まず音楽です。ジャスティン・ポールとベンジ・パセックは、この映画の後に『ラ・ラ・ランド』にも関わり、アカデミー賞を受賞し、ブロードウェイでは『ディア・エヴァン・ハンセン』という作品でトニー賞を受賞しています。ものすごく才能溢れるコンビが作ってくれているんです。まずメロディが美しい、そして歌詞が本当に心に届く。みなさんCDを買って下さって、映画も観てくださっている。やはり、映画を観た時にとても感動したからです。何か心に届くものがあって、家族についてだったり、自分を信じること、夢を見ることだったり。僕もこの映画を観た時、とても気持ちがよくなりました。人生を肯定しているし、未来が明るく見えてくる。そう言うような効果があるのだと思います。人生を祝福し、肯定する作品なので、日本に方々の心にも届くのではないかと思っています」

 

Q4「キアラさん。“This Is Me”を初めて聴いた時、どのような印象を持たれましたか?そしてキアラさんがこの曲に与えられた影響などはありましたか?」

セトル「とても良い質問ね。初めてこの曲を聴いたのは、20世紀FOXが制作に同意する前の、最後のワークショップでした。その時、逃げだそうとしていたんです。他の人に代わって欲しくて、バックグラウンドボーカルの人に代わってよって言ってたんですけど、今、隣にいるヒュー・ジャックマンが、君がやりなさいと言ってくれたし、マイケル・グレイシー監督も君に歌って欲しいと言ってくれました。そして手を握ってくれて、ウィスキーを飲ませてくれて、ちょっと歌いなさいと言われてやっと歌ったんです。私がこの映画を作るプロセスの中で理解したことは、個人としても普遍的な意味でも、音楽と言語は本当にどんな言葉も超えるものだということです。ストーリーでは語りつくせないものを、音楽は語ることが出来る。そして、言葉が音楽に乗ることによって、言葉だけでは表せない、さまざまな感情を、ストーリーだけでは伝えられないところまで伝えることが出来ると感じました。その曲がよければよいほどストーリーもよくなって行く。

 

この曲が私に及ぼした影響ですが、毎日毎日私はもがいています(ここから、キアラは感極まって涙しながら語ってくれました)。この歌のテーマについて。そして同時に感謝もしています。この曲を聴く度に、自分を信じている、あるいは自分が正しいと思うこと、そして正しくないと思うことに対して戦う力を貰えていると感じています。一歩ずつ自分を前進させていく力を貰えるような気がします。ダンスを踊ってくれた登美丘高校の生徒たちを見ていると、本当に自分自身に希望を感じますし、また自分のことを少し信じられるような気がします。私達が本当に同じようなことを感じていると言うことを感じて、自分はそれほど孤独でないと言うか、孤独感が減ったような気がします。それにとても感謝しています。そしてこの映画、この曲が日本にこのような形で届いていると言うことをとても嬉しく感じています。出身、国籍に関わらずみんな同じなんだと強く感じます。それでOKなんだと感じます。毎日戦い続けることが出来る、倒れてもまた起き上がればいいと感じさせてもらえる曲です」

 

ジャックマン「ちょっと一言だけ言わせてください。初めてキアラがこの曲を歌った時、それはワークショップなんですが、“Keala Settle This Is Me Workshop”とGoogleで調べてもらえば、3分の映像が見られます。その曲で彼女はこの役を射止めました。そして私にとって、今までのどの経験よりも深く、感動的なものでした。すでに1,200万人の人々がこの動画を観ています。ですから1億3,000万人の日本のみなさんにも観ていただきたいと思います」

 

Q5「キアラさん。キアラさんの歌う“This Is Me”が素晴らしすぎて、他の誰かが歌うことは到底想像出来ないとヒュー・ジャックマンさんがおっしゃっている記事を拝見したのですが、そのように評価していただいていることに対して、どのように思っていらっしゃいますか?」

セトル「きっとヒュー・ジャックマンの耳が悪かったんだと思います(笑)まぁそれは彼の問題ね(笑)私の思いや技量に関係なく、本当に今私の隣に座っている人は、私の中にある、自分でさえも気づいていなかったポテンシャル、可能性を本当に引き出してくれた人なんです。私がこうやってここにいられるのも、この映画に参加出来たのも、こうやって曲について泣いたり出来るのも、毎日この曲を歌うことに対してもがいて戦っていられるのも、全部隣にいる彼のせいなんです。だから私“It’s all your fault, Hugh Jackman(全部あなたのせいよ、ヒュー・ジャックマン)” と書いたTシャツ作ったんです(笑)最初に彼にあった時から、本当に彼は心からこの映画を作りたいと思っているのが伝わって来ました。彼の目の前で、こうやって彼のことを褒めているのが信じられないです。彼は私にとって年上のお兄さんのような存在です。とっても尊敬します。撮影している時でも、撮影していない時でも、記者会見やっている時でも、やってない時でも、ご飯食べている時でも、お兄さんのような存在です。どんな困難に遭っても、必ず立ち上がる。そして自分が立ち上がるだけでなく、周りの人を出来るだけたくさん引っ張って行ってくれる、本当に奇跡的な人だと思っています。私も彼のようになりたいと努力しているんですけど、残念ながらこう言うふうに言いたいです。彼は最高の人ですし、本当にこうやって言うのは残念なんですけど、彼と一緒にいられて幸せです」

 

ジャックマン「(会場後方のカメラ陣に向かって)今彼女が言ったことは全部録画していますよね。後でコピーをください(笑)」

 

Q6「ヒュー・ジャックマンさん。お気に入りの歌はありますか?」

ジャックマン「“This Is Me”です(笑)キアラが現場でこの曲を歌った時モニターを観ながら、僕は泣きました。全部の曲が好きなんですが、その中でもやはり一番好きです。ジャスティン・ポールとベンジ・パセックは色んな良い曲を作っているので、日によって好きな曲が変わったりしますけど、この歌では、キアラは本当に正直なんです。心を素直に出しています。人間とはどういうものかと言うことを歌っているし、歌詞が素晴らしいです。もがきながらも、本当に正直でいると言うこと。良いことに関しては皆正直になれるんです。何か恥じることとか、失敗とかそういうことに関しては正直に言えないことが多いと思うんです。キアラさんが歌った時、口から彼女の心がそのまま表れている。昨日の朝、彼女がテレビで歌うのを観たり、昨日の夜(本作のレッドカーペット・イベントでの生歌披露)も観ても、毎回感動します。本当に生きていると言うことを実感させてくれる。生きることは大変ですが、生きる甲斐があるんだという気持ちにさせられます」

 

セトル「今度は私が付け加えます。『グレイテスト・ショーマン』の最後の撮影の時、ヒュー・ジャックマンは『LOGAN/ローガン』のプレスツアーをやっていたので、世界中を旅していたんです。プレスをやりながら、撮影に戻ってくると言うことで、最後のテントのシーンを撮っていました。本当に最後の数週間だったんですけど、杖を持ってトップハットを被って、全てのダンスナンバーを掴むために練習するんです。どのステップも、どの曲も全部自分で練習していました。彼は気づいていなかったかもしれませんが、私達は見ていました。まさかウルヴァリンと同じ人が目の前でダンスをやってるとは到底思えませんでした。それほど自分を磨き上げる人なんだなと非常に痛感しました。“彼みたいになりたい、彼みたいになりたい”と言いながら、私達も毎日練習していました。(ヒューに向かって)もう言わないからちゃんと聞いてててね(笑)彼は、真の意味でのアーティストだと思います。信じられないほど素晴らしいアーティストです」

 

最後に、目前に迫った公開を待っている日本のファンに向けてヒューから一言!

 

ジャックマン「私達を迎えてくれてありがとうございます。キアラと私はここに来られてとても幸せです。キアラが言ったように心を込めて8年かけて作った映画をみなさんにお届け出来ることを誇りに思います。この映画はみなさんが笑顔になったり、歌いたくなったり、踊りたくなってもらうために作られたものです。外見だけでなく、心の中まで笑顔になれると思います。人生を肯定し、祝福する作品です。ぜひ楽しんでください。ジェシーさん(20世紀フォックス映画日本代表)をはじめ、フォックスのみなさんに感謝します。またすぐにお会いしましょう。アリガトウゴザイマス」

 

ベンジ・パセック&ジャスティン・ポールが作り上げた美しい曲、そしてヒュー・ジャックマンとキアラをはじめスタッフ全員が心を込めて作った感動のミュージカル『グレイテスト・ショーマン』は2月16日(金)公開です!

 

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『グレイテスト・ショーマン』

監督/マイケル・グレイシー

音楽/ジャスティン・ポール&ベンジ・パセック

出演/ヒュー・ジャックマン、ザック・エフロン、ミシェル・ウィリアムズ、レベッカ・ファーガソン、ゼンデイヤ、キアラ・セトル

 

日本公開/2018年2月16日(金)全国ロードショー

配給/20世紀フォックス映画

公式サイト

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