Column

2017.08.21 18:43

【単独インタビュー】『ベイビー・ドライバー』主演アンセル・エルゴートの素顔に迫る!

  • Kyo Togawa

8月19日より大ヒット公開中のエドガー・ライト監督最新作『ベイビー・ドライバー』。初日舞台挨拶のために来日した主演アンセル・エルゴートに、単独インタビューを敢行しました!

 

アンセルは『きっと、星のせいじゃない。』(14年)や『ダイバージェント』(14年)で注目され、本作で大ブレイク中の、今最も期待されている若手俳優。2015年にULTRA JAPANに出演するため“Ansolo”として来日して以来、2度目の日本となり、取材等が落ち着いたら日本国内を旅する予定だそう。まだあどけなさが残る、23歳の素顔に迫ります。

 

 

――日本に到着後早速お寿司を堪能されたようですが、いかがでしたか?インスタグラムではウニをアップしていましたが、お気に入りなのですか?

アンセル「とっても美味しかった!お寿司は大好きで、ニューヨークでもいつも食べているのだけど、日本に来るとまったく違う次元のもののようだね。本当に美味しくて、もう残りの人生毎日食べたいくらい。おいしいウニにも目がないけど、サーモンとイクラがすごく好き。あと、昨日は大きな魚一匹が丸ごと出てきて、(目の前でさばかれたのは)本当にすごかったし、美味しかった!」

 

――音楽以外で、ベイビーに共感するところはありますか?

アンセル「なんだかんだいっても、ベイビーは結局は子どもなところかな。僕もそうなので。ベイビーというキャラクターのいいところは、よくあるアクションスター的なタフガイではないところ。彼は、若くて成長途中で、なにか目的を見つけるためにあらゆることを模索しようとしながら、車を運転する。「オレは30年もキャリアのある最高のドライバーなんだぜ」という感じではなく、ベイビーはただ運転が好きなだけ。人生を模索する中で、素晴らしいドライビングテクニックはあるけど、もうこんなこと続けたくないと思い始める…あれ、自分と全然関係ない話になってしまった、ごめん(笑)。

 

とにかく、若くてまだあらゆることを模索しようとしている点は、僕と共通していると思う。あとベイビーは、愛する人たちに対してとても誠実なんだ。僕は、ベイビーと同じように攻撃的な性格ではないし煽ったりするようなことはないけど、自分の愛する人をもし誰かが脅してきたら、強い忠誠心をもって守ると思う」

 

――『ベイビー・ドライバー』では30曲ほどの音楽が使われていますが、アンセル自身が提案したという”Easy”以外で好きな曲はどれでしょう?また、演じるのが一番難しかった曲はどれでしょう?

アンセル「バリー・ホワイト(Barry White)の”Never, Never Gonna Give You Up”が大好き。作中のとてもいいシーンでいい感じで流れるとてもいい曲。一番難しかったのは、Brighton Rock (Queen) のシーンかな。ジョン・ハム(バディ役)と闘うとても長いシーン。楽しかったけど上手く合わせるのには時間がかかった。できあがりは素晴らしいものになったよ」

 

――映画と音楽のキャリアを行き来し、エンターテイナーとして様々な活動をされていますが、例えば今後10年後のご自身はどのようになっていると想像しますか?

アンセル「数ヶ月後に新譜5曲が入ったEPがリリースされるのが楽しみ。その後は特に映画の予定はないので、EPのプロモーションでいくつかライブをするかも。世界各地でというよりは、小さい規模のをちょっとやるくらいかな。次の映画については、今は自分にぴったりな作品に出会えるのを待っている状態。ベイビー・ドライバーは、ケヴィン・スペイシーやジェイミー・フォックスといった素晴らしいキャストと監督に恵まれた贅沢な作品で、自分は完全に甘やかされちゃった。なので、今はちょうどいい作品を待っているところ。

 

すごいキャリアをもつ俳優はだいたい、出演したすべての作品ではなく、いい作品だけが覚えられていると思う。より好みをするようだけど、本当に素晴らしい人達と脚本が揃うことで長く残る作品になると思うので、そんな作品に出会えるまでは、他のやりたいことをどんどんしていくつもり」

 

――映画と音楽、それにインスタ以外では何を(笑)?

アンセル「(笑)いつか脚本を書いて監督もしてみたいので、そろそろ脚本を書き始めようと思っているよ。とても難しいだろうけど」

――内容について、もうアイディアはあるのですか?

アンセル「うん、これも映画を音楽を融合した作品で、ミステリアスな音楽プロデューサーについての話。サウンドトラックも自分で作りたいと思っているよ」

――それはご自身で演じるのですか?

アンセル「演じること自体はできるけど、監督と両方やるのは大変かも。状況次第、かな」

 

――作中でベイビーがとあるアルバイトをしたシーンがありましたが、アンセル自身は何かアルバイトをしていたことはありますか?

アンセル「14歳くらいの時、ニューヨークのロングアイランドにあるおもちゃ屋さんで働いたよ。小さい時からおもちゃ屋さんはずっと好きだったから、面白そうと思って。夏の間だけだったけど、とても楽しかったよ」
――今回の来日中におもちゃ屋さんへは行きますか?
アンセル「いや、そのつもりはなかったけど…、クールなお店があるなら行ったほうがいいか(笑)」

 

――『ベイビー・ドライバー』のプロモーションで世界中をまわられたようですが、どこがお気に入りですか?日本って言わなくても大丈夫ですよ(笑)

アンセル「(笑)昨晩着いてからホテルの外にほとんど出ていないのだけど、日本だといいなと期待しているし、そうなる気がしているよ。他だと、自分は美しい自然に触れるのが大好きなので、自然に満ちたニュージーランドが好きだったな」

 

――映画でツアーをするのと音楽でツアーをするのでは、どんな違いがありますか?空港でファンに会った感想は?

アンセル「とってもよかったよ。ファンと出会い、ふれあいながらパーソナルなつながりを持てる時間は大好きだし、そういったコネクションをファンと持てることをすごくうれしく思っているよ。撮影をはじめ映画制作の大部分は、オーディエンスの反応を感じることなく、言ってみれば狭い世界で行われているし、音楽もスタジオにこもって一人で作曲するので、ファンとやり取りができる瞬間を本当に楽しみにしているんだよ。あと、自分は映画ではなく舞台からはじめたのだけど、舞台は観客の反応をすぐに演技に反映できるのがとてもいいんだ」

 

インタビュー後、アンセルからFan’s Voiceのファンへメッセージをいただきました!

 

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『ベイビー・ドライバー』

監督、脚本/エドガー・ライト

出演/アンセル・エルゴート、リリー・ジェームズ、ケヴィン・スペイシー、ジェイミー・フォックス、ジョン・ハム、エイザ・ゴンザレス ほか

日本公開/8月19日(土)新宿バルト9ほか全国ロードショー

配給/ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

 

2017年アメリカ映画/スコープサイズ/1時間53分

原題:BabyDriver/字幕翻訳:栗原とみ子

公式サイト