Voice

2016.11.22 17:16

【試写会レポ】『ドクター・ストレンジ』IMAX 3D!ネタバレちょいと

  • Mutsuki

11/17(木)、『ドクター・ストレンジ』の IMAX 3D試写会が行われた。 IMAX 3Dでの本編上映は日本初!筆者は10月に行われた3D IMAXフッテージに参加し際には、映像情報量の多さに処理が追いつかず、今回の鑑賞は覚悟をもっていどんだ。
まず、会場でいただいたプレスパンフレット! 丁寧な解説付きだ! こんな物をもらって次の日死ぬんではないか!? あぁ何て豪華な! これが IMAX 3Dの実力か…(関係ない)。劇場では、ドクター・ストレンジの等身大フィギュアがお出迎えだ!

 

doctor-strange-lifesize-model

 

さてこの作品、ヒーローのオリジン(誕生過程とスタート)を描く内容なのだが、このテのヒーロー映画第1作で言われる作品では、ヒーローになるまでが長いというテンプレ。この作品彼がヒーローになるまでにそれほど時間を要していない。外科医としてどれだけ優秀か、そんな彼に起きた事故、外科医に復帰できず金をつぎ込んだ治療も功を奏せず恋人にも愛想を尽かされ絶望の底に沈んだ彼に舞い降りた小さな希望と出会い。これまでの流れをテンポよく序盤で一気に消化する。筆者の経験上こんな手早くオリジンを消化したヒーロー映画は初めてだ。さらに『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(以下GotG)や『アントマン』のようにフェーズ2以降で新しく登場したヒーローの例にならったのか、思いのほかコメディ要素が多い。ウォンへのジョークや「Wi-Fiパス」ネタ、そしてまさかのシーンでも笑いをぶっこんでくる。あとやはり音楽への強いこだわり。特に今回はストレンジの設定を反映してか70、80年代のポップスが流れてくる。GotGばりのマニアックさだ。

 

さてここからはネタバレタイム。

 

『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(エンドクレジット後の映像は、意外にあっさりで物足りない?)など続編への布石的な要素ももちろん、登場するが、それ以上にこれからのフェイズ3とその後控えていると噂のフェイズ4へと続く要素がいっぱい仕込まれている。

 

が、この作品の面白さは、なによりも「新しい可能性」にある。

 

機械、神、超人、宇宙と様々な要素が絡まったMCUへ「魔法」という概念を持ち込むことにより新しい可能性を示す。同時にアクションの概念『場を活かす』のではなく『場を作る』と180度ひっくり返した演出。精神態同士での戦いと他の魔法使い映画でも見ない場面だ。MCUの根底が『アイアンマン』というSFであるためかこの作品の魔法へのタッチもSF然としている。いわばSFをきそに置いた魔法。それがドクター・ストレンジであり、MCUの魔法だ。延長線上で、この世界観で幽霊やあの世、地獄はどうなるのか?ゴーストライダーがドラマに登場していることからいずれ見ることができるかもしれない。

MCUの新たな境地である作品。だからこそMCUのくくりの中だけではなくドクター・ストレンジという1つのサーガといっても過言ではない程に濃い内容の作品。またあるキャラクターは基礎情報のみを使った登場で肝心な部分が描かれておらず今後コミック同様の演出を行うならば、それこそ続編の出場。合わせて既に登場しているキャラクターにも何かしらの変化が起きるかもしれない。特にラストはX-MENシリーズを強く意識したと言っても過言ではないほど、壮大で創造の余地あるものとなっている。

 

©2016 Marvel. All Rights Reserved.

©2016 Marvel

 

最後になるが3D IMAXでの『ドクター・ストレンジ』はどうだったか。万華鏡のようにグルグル回る世界、物理法則が行方不明としか思えないアクション、そしてジェットコースタームービー!魔法、アクション、ファンタジーすべてにおいてダークホースと誇れる斬新な作品。筆者も終始口が開きっぱなし、終わったころにはまばたきを忘れていた。連続で飛び出てくる、むしろ吸い込まれていく映像の数々。個人的には画面酔いする映画No.1。いや画面酔いするのが『ドクター・ストレンジ』、画面酔いすら楽しめるのが『ドクター・ストレンジで』はないのか? いや!画面酔いしなければ『ドクター・ストレンジ』なんかじゃない! 『ドクター・ストレンジ』は常識を捨てて新たな現実を楽しむ映画なのだと思えた。