Column

2016.10.26 19:36

スタン・リーがカメオ出演しているマーベル作品はコレだ!

  • Graham Host

マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)には多くのキャラクターが存在するが、公開を予定している映画『アベンジャーズ  インフィニティ・ウォー』(2018年)では実に60キャラクター以上が登場するのではないかと、噂されている。ファンは、どのキャラクターが登場するのか、そしてそれを誰が演じるかを予想して楽しんでいるけれど、出演が決まっている人物が確実にひとりいる。どこにでも登場する、スタン・リーその人である。

マーベル世界で最も身近な現実的スーパー・ヒーロー。それがスタン・リーだ。彼は自身が生み出した作品をベースにした映画やドラマにたびたび出演してきた。最初から最後まで、スタン・リーのカメオ出演一覧を年代順にまとめてみた。

テレビ映画『超人ハルク’90』(1989年)

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初めてのカメオ出演。誤って有罪となってしまうブルース・バナーの裁判に陪審員役で登場した。
(※DVDタイトルは『超人ハルク 敵か?味方か? テアテビル』)

映画『X-メン』(2000年)

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マグニートーの監獄から抜け出し、浜辺に打ち上げられたケリー上院議員。国連サミットに関してのニュースをテレビで目にし、ミュータントの学園へと向かう。そのテレビが置かれていたホットドッグのカートのかたわらにいるのが、我らがスタン・リーである。

映画『スパイダーマン』(2002年)

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グリーン・ゴブリンの襲撃で大混乱となり、逃げ惑う人々。パニックというよりは、押し合いへし合いの状況に紛れ、スタンが数秒間カメラの前に登場。

映画『デアデビル』(2003年)

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主人公がどこかしらコウモリのように見えなくもないが、彼こそが盲目のヒーロー・デアデビルなのだ(視力の弱いコウモリ… ジョークになりそうだ)。事故後、新しく手にした能力を鍛えあげた若きマット・マードックは、新聞を読みふけり道路に突っ込みそうになる男性を制止する。皮肉なことに盲目の少年が、ちゃんと前を見ていない人を救うのだ。

映画『スパイダーマン2』(2004年)

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再びスパイダーマンに登場したスタン・リー。ドック・オクの襲撃で命を落としかける女性を救うという、さりげないヒーロー役を担当。

映画『ファンタスティック・フォー 超能力ユニット』(2005年)

FANTASTIC FOUR, Stan Lee, 2005, TM & Copyright (c) 20th Century Fox Film Corp. All rights reserved.

FANTASTIC FOUR, Stan Lee, 2005, TM & Copyright (c) 20th Century Fox Film Corp. All rights reserved.

ファンレターに対応しようとでもしたのだろうか。郵便局員に扮したスタン・リーがバクスタービル内に登場し、リード・リチャーズに最後通達を手渡す。

映画『X-MEN:ファイナル・ディシジョン』(2006年)

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おそらく休日なのであろうか、念力を使うジーン・グレイと同じ通りに住む老人役で登場。ジーンが浮力を操ると、老人が手にしたホースから水が不可解な方向へ飛び出す。

映画『ファンタスティック・フォー:銀河の危機』(2007年)

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唯一、スタンが本人として登場するカメオ出演。結婚式にスタン・リーの名前で参加しようとするが、リストには載っていないと、警備員に拒否されてしまう。お気の毒だが、ブーケを受け取るのは別の人に。

映画『スパイダーマン3』(2007年)

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タイムズスクエアでピーター・パーカーと偶然居合わせたスタン・リー。スパイダーマンに関するニュースが電光掲示板で流れるのを一緒に眺めながら、「ひとりでも世界は変えられる」とピーターを後押しし、人ごみへ消えていく。

映画『アイアンマン』(2008年)

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今度は結婚式ではなくパーティー。スタン・リーはトニー・スターク主催のパーティー客として女性たちと談笑。トニーは通りがけにスタンに声をかけるが、『プレイボーイ』誌の創刊者と勘違いしヒュー・ヘフナーと呼ぶ。

映画『インクレディブル・ハルク』(2008年)

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ブルースが指を怪我した際、ドリンクに血液が混じり、それを老人(スタン・リー)が口にしてしまう。ガンマ線を摂取し凶暴になるか巨大化するかは分からないが、医者たちからの説明を早く聞きたいところだろう。

映画『アイアンマン2』(2010年)

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2010年のスターク・エキスポでアイアンマンに遭遇するスタン・リー。一瞬の登場だが、今回、トニーはスタンのことをラリー・キングと勘違いする。自分の生みの親に対してこの対応とは… トニーはこれだから敵が多いのだ。

映画『マイティ・ソー』(2011年)

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トラックを運転するスタンは、オーディンの悪戯に翻弄される男達の1人を演じる。ソーにはもちろんトラックは不要。もしスタンがハンマーを素手で引き抜くことができたら、常識が覆されてしまう(そんなことを可能しにてしまったら、マーベル・シネマティック・ユニバースはどうなってしまう?)。

映画『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)

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本作では退役将校としてキャプテン・アメリカの記者会見に出席。残念ながら主人公スティーブは、友人たちと飲みに行ってしまい、その場には登場しない。トニー同様、スタン・リーを軽く扱ったせいで、スティーブは敵組織ヒドラと関係しているなんていう設定にされてしまったのかもしれない。

映画『アベンジャーズ』(2012年)

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ニューヨーク決戦に関するニュース映像に登場するスタンだが、実は編集で最終的にカットになった2つ目のカメオ出演シーンがあった。ウェイトレスと会話をする時代遅れのスティーブに対し、スタンは電話番号を教えればいいのにと苦言を呈する。

映画『アメイジング・スパイダーマン』(2012年)

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後方でスパイダーマンとリザードが激闘する中、スタン・リーはヘッドフォンでクラシック音楽にふける図書館員として登場。このあと、ハチャメチャになった図書館を目にすることになるのだろう。

映画『アイアンマン3』(2013年)

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壊された図書館にはさぞがっかりしたことだろうが、こちらでは美女コンテストで10点満点を掲げる審査員として登場。

映画『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』(2013年)

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自分はクリエイターだと主張しても信じてもらえず、病院に入れられてしまったのだろうか。スタンは、科学実証のため、エリック・セルヴィグに靴を盗まれたと思い込んでいる様子だ。

映画『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)

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退院して自由になり、博物館の警備の仕事に就くことができたのだろう。主人公スティーブのミスのせいでこの後、仕事を失うことになるが、シビル・ウォーでのスティーブのポジション設定はその恨みから来ているのかもしれない。

映画『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』(2014年)

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粋でチャーミングな身なりはここでも顕在。ノヴァでエイリアンの美女と談笑する姿をロケットに監視されている。

映画『アメイジング・スパイダーマン2』(2014年)

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エイリアンにフラれてしまったのだろうか、ここではピーターの卒業式に出席。ピーターが反抗したせいで彼は恋人を失うことになるのかもしれない。スタン・リーを怒らせると怖い。

TVシリーズ『エージェント・オブ・シールド』(2013年~)

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「我々の中に神がいらしたらどうする? バスに乗り合わせた見知らぬ人が、そうであったら?」。実際、本作では電車なのだが、両手に美女を従えた上品な格好のスタンが登場。娘(ジェマ)が言うことはちゃんと聞くようにとコールソンをたしなめる。(両側の女性たちは娼婦なのか?)

TVシリーズ『エージェント・カーター』(2015年~)

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短い登場だが、ハワード・スタークが、スタン・リーと話せる栄誉にあずかる。

映画『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』(2015年)

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またしてもスタークと絡み、スタン・リーはロキの戦勝記念パーティーで、アスガルディアンの1000年モノの古酒をソーにねだる。酩酊し、スタッフに運び出される際、「エクセルシオール」とつぶやいている。

映画『アントマン』(2015年)

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ルイスが回想を語るシーンに登場。本当にスタンのようなベテランのバーテンがいたら、最高に親しみやすい存在だろう。

TVシリーズ『デアデビル』(2015年~)&『ジェシカ・ジョーンズ』(2015年~)

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数々の名演技を称えられてか、スタン・リーは壁に堂々と飾られている。ジェシカ・ジョーンズがキルグレイブと対戦するシーンにも映っている。

映画『デッドプール』(2016年)

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週末はDJ業も兼務しているのであろうか?ヴァネッサと同じクラブで働くスタン・リーは、ウェイドの戻りを待つ彼女をじっと見つめている。

映画『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(2016年)

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ファンタスティック・フォーでの配達業務を評価されてか、今度はフェデックスの配達員として荷物を届けるスタン・リー。キャプテン・アメリカの謝罪の印を届ける相手は、因縁の相手トニー・“スタンク”だ。

映画『X-MEN:アポカリプス』(2016年)

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不吉な雰囲気が漂う中、アポカリプスによって打ち上げられた核兵器を見上げるスタンとジョアン・リー夫妻。本作はまだDVD化されていないが、この夫婦の写真から、世界が恐怖にさらされる前の状態を確認できる。

選外佳作

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ここまでマーベル作品でのカメオ出演を取り上げてきたが、もう1つ追加しておきたい。TVドラマシリーズ『ユーリカ 地図にない街』(2006~2012年)でスタン・リーはガンマ線の人体実験をしたがる科学者として登場し、この中でTV版『ハルク』 のスライドを使用している。年齢を理由に追い返されるシーンでは、去り際に科学者ダグラス・ファーゴに自分を怒らせたら怖いぞと警告する。

現実かフィクションかはさておき、ネット上を行き交う評価を見ていて、相対的に言えることは、スタン・リーは“ウアトゥ・ザ・ウォッチャー”が如き存在であるということだ。積極的に介入することはないものの、ウォッチャーは各世界に生ける者たちを俯瞰し、それぞれの世界が持つ叡智に精通している。一見、老紳士の格好をしたこの全能の存在は、私たちのことも監視しているかもしれない。

スタン・リーはこうした作品にランダムに登場しているわけではない。自身の創作に基づいた映像作品にはすべて出演するという契約を交わしているのだ。しかし、彼に頼まれて、追い返す人などいないハズ。
マーベルの重鎮たちはどうするだろう?スタンはかねてより、スパイダーマンのJ・ジョナ・ジェイムソン役に挑戦したいと公言している。映画『スパイダーマン:ホームカミング』(2017年公開予定)ではまだキャストが決まっていない役でもある。是非、実現を!

 

(この記事は2016年6月14日に英語版Fandomで掲載された記事の翻訳です)